現金出納帳・金銭出納帳の書き方、締め方~簿記3級独学講座
現金出納帳は補助元帳ですので、必ず作成する必要があるわけではありませんが、現金は盗難や紛失、不正に合いやすく、さらに業種によっては取引額、取引回数も多いため、仕訳、総勘定元帳への記帳漏れを防ぐ観点からもほとんどの企業で作成されています。また、支店や店舗が複数ある場合で、それぞれに現金を保管している場合、日々の現金の実際残高を総勘定元帳と照合するのは難しいため現金出納帳を支店や店舗ごとに作成し、現金の管理をしています。なお、金銭出納帳とは現金出納帳のことです。簿記の検定試験では現金出納帳と表現されますので、ここでは現金出納帳に統一して表現します。