簿記一覧

簿記の取引とは?取引の8要素、取引要素の結合関係

企業は所有している財産を最大限に増やすべく、財産を運用し利益を得るための経済活動をし、その経済活動の過程で様々な企業や人と取引を行います。企業の行う取引には、販売契約を結んだり、仕入先に注文したり、建物の賃貸借契約を結んだり、従業員を採用したり、光熱費を払ったり、株を購入したりなど様々あります。簿記の目的は、貸借対照表、損益計算書を作成することで企業の財政状態や経営成績を明確にすることにあるため、企業活動の全ての取引をもれなく記録する必要がありますが、簿記の前提条件の一つである「金額表示」により、企業の活動のうち資産、負債、純資産、収益、費用に増減をもたらす変化だけを取引としています。よって、在庫や備品の盗難による減少は一般的には取引といいませんが、資産の減少をもたらすものであるため簿記では取引となります。また注文を受けたり、仕入の発注は一般的には取引といいますが、商品や製品を届けていない受注の段階、商品や製品が届いていない発注の段階では資産や負債、純資産、収益、費用の増減がないため簿記上は取引となりません。

貸借対照表と損益計算書の関係。利益の出し方・計算方法 財産法と損益法

一定時点の財産の状況を示す貸借対照表と、一定期間における儲けの内容を示す損益計算書との関係について説明します。1会計期間における利益は、損益計算書において収益から費用を差し引いて求められますが、このように収益から費用を差し引いて利益を計算する方法を損益法といいます。一方、貸借対照表は一定時点の会社の財産と債務、その差額としての純財産(純資産)を表すものであるため、期首に比べ期末の純財産が増えている場合は利益、減っている場合は損失が生じていることが分かります。このように、期首と期末の純財産の増減額により利益を計算する方法を財産法といいます。

財政状態とは?財政状態を表すには?貸借対照表の作成方法

財政状態とは、ある一定時点における、現金預金や売上債権、貸付金、有価証券、不動産など会社の所有する財産(資産)と仕入代金や経費の未払、借入金など支払わなければならない義務(負債)、資産と負債の差額として自由に使える財産を表す純資産(自己資本)の状況のことです。すなわち、何をいくら持っていて、誰にいくら返さなければならないか、その結果として自由に使えるお金はいくらなのかということです。これを資金の調達、運用面からいうと、事業に投下した資金をどこから、どのように受け入れ(負債、純資産)、資金をどのようなものに使っているか(資産)ということになります。純資産=資産-負債という等式が必ず成り立ち、簿記ではこの等式を資本等式とよんでいます。

経営成績とは?経営成績を表すには?損益計算書の作り方

経営成績とは、事業活動によりいくら収入があり、その収入を得るためにいくらの費用がかかり、その結果いくらの利益が得られたのかをいいます。この利益は収益から、収益を得るために犠牲となった費用を控除することにより表されます。収益-費用=利益(マイナスの時は損失)。損益計算書では経営成績を、収益から費用を差し引き、利益を計算することで表現します。

単式簿記とは?複式簿記とは?それぞれの意味と違い、書き方

簿記には単式簿記と複式簿記の2種類があり、記帳方法や仕組みが違います。単式簿記とは、一つの取引につき一つの科目を使用して帳簿に記録していく方法をいいます。例えば、現金や預金などある特定の財産の増減する取引だけに絞って1科目だけ記録するものです。複式簿記とは、一つの取引について財産の変動と損益という2方面から着眼して、取引を資産、負債、資本、収益、費用のいずれかに属する勘定科目により借方と貸方に同じ金額を記録する方法です。

簿記とは?その目的と意味・仕組みを初心者にもわかりやすく解説

簿記とは「経済活動を帳簿に記録すること」、より詳しく言うと(1)企業や個人が(2)日々の活動内容を(3)決まった単語と金額で帳簿に記録すること、をいいます。ここにいう「(1)企業や個人」とは一定の目的を持って活動する組織のことで、営利か非営利か、公共事業が私企業か、規模、業種を問いません。また「(2)日々の活動内容」とは、どのような活動を行い(現金100円で備品を購入した。商品を販売し1000円もらったなど)、その結果どのような状態になったか(朝に2000円あった現金が夜には2900円になったなど)、といったように簿記で言う活動とは金額で表せるものになります。さらに「(3)決まった単語と金額で帳簿に記録」とは、(2)で認識した活動内容を日付順(発生順)に、決まった単語(勘定科目)と金額で仕訳帳や総勘定元帳などの帳簿に記録していくことをいいます。 すなわち、どれだけ稼いでどれだけ使い、どれだけ財産を持っていて、どれだけ支払わなければならないか、どれだけ蓄えがあるのかを表す仕組みです。 簿記ではこれらの取引を大きく「資産」「負債」「資本」「収益」「費用」の5つに分け、その増減を記録していきます。