ルックス変わる男性美容の魅力~男性美容室、美容グッズetcで出世、自信、恋成就

最近流行の「女子力高い系男子」とやら。
それが実は「モテるため」というとても男性的な動機が原動力になっていると、ご存知だったろうか。

僕はそんなものには全くもって無頓着で、女子力高い系男子はナヨナヨしていて漢らしくない、少し前に出回っていた言葉でいえば「オトメン(乙女と○○メンをかけあわせた、乙女のような男性の事を指す現代語)」のようなイメージをもっていた。

それが、僕の会社の先輩に「実は違うんだな~。いいか、女子力は、これすなわち男子力だ」と言われて目からウロコが落ちた。

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女子力高い系男子とは、どのような男性の事なのかというと、端的に例を挙げれば、居酒屋で注文をとったり取り分けたりするのに気が遣えたり、無駄毛の処理などに余念がなかったり、髪を切るにも安い床屋に行くのではなくちょっとお洒落な美容室に行ったり、軽めの香水を身にまとってみたり、美味しいカフェやレストランをリサーチしたり、そのような行動をとる男性の事を指して言うらしい。

一見、可愛らしさを全力で追い求める女性のようなイメージだが、これが「すなわち男子力」と先輩が豪語するのは、全て「モテるため」だからだというのだ。

「いいか、よく考えてみろ」
と先輩は語る。

「もし、居酒屋に行っても上座の方で偉そうに注文しかしないで自分は動かない奴がいれば、女子達から『絶対亭主関白になるタイプ』を囁かれ、体中剛毛で角刈りだったりすれば『全然爽やかじゃない』と引かれ、汗臭いTシャツを着てふらふら出歩こうものなら『不潔』と罵られ、赤提灯の安居酒屋にばかり入り浸っていれば『女心のひとつも分かっちゃいない』と呆れられるんだぞ」

先輩のものすごい剣幕に圧倒されながらも、確かにな、と納得する。

一方で「男臭い、むさくるしくて暑苦しい男性の方が野生的で好き」という女性がいるのも、また事実だとは思うが、確かに最近の風潮として、こざっぱりしていて清潔感漂う「綺麗系」の男性がモテているのは否めない。

「そして、モテるのは、なにも女性からだけではないのだ」
先輩の熱弁はまだ続く。

「女子力高い系男子は、言い換えれば『よく気が遣える清潔系男子』という事になる。つまりこれは仕事の上でも重要なアピールポイントになるわけだ」

この主張も、納得はできた。
確かに、見た目がむさくるしい営業マンよりは、こざっぱりしていて爽やかな営業マンの方がウケが良いのは間違いない。

「人は見た目ではない、という説もあるが、俺は信じない。特に初対面の人が最初に得る情報は見た目以外の何でもないだろ。人は見た目の印象がファーストインプレッションになるのだよ。そしてファーストインプレッションは、もっとも大きな印象として記憶に残るのだよ。だから、見た目、大事!綺麗にしとくの、大事!」

熱が入るとつい声が大きくなる先輩の主張を「はいはい、もう分かりましたから」と流しながらも、僕は、確かに見た目も大事だよな、と思った。

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会社の上司を見ていても、女性社員から人気のある、いわゆる「素敵なおじさま」系の上司は、常に外見に気を遣っていて、身につけるものや香水からお洒落感が漂い、男の僕から見てもカッコいいな、という印象だった。

今は役員で本社内で会議漬けの毎日だが、若い頃は業績ナンバーワンのトップ営業マンだったらしい。
こんな印象の良い営業マンなら、つい契約をしたくなるし、信頼感もバッチリなのだろう。

対して、いわゆる窓際族になり、毎日をつまらなそうに過ごしている年配の社員は、髪が薄くなった中年太りで、スーツもヨレヨレしていた。
収入の違いがダイレクトに出ているような気もして、この外見の違いにも無理はないような気がしたが、それにしても、清潔にするとか、小奇麗にしておく、といったところに気を遣うだけで印象が大きく変わるはずなのに、彼らはそんな事は全く気にかけていないようで、傍から見ても、なんとも残念な雰囲気だった。

やはり、目指すならば、モテモテの上司のようなカッコいい歳の取り方だし、そのためには若いうちから身なりや外見には気を遣っておいた方が良いように思えた。

僕には幸いにも先輩という心強い味方がいた。

先輩がいなかったら、僕はただ途方にくれて、お洒落でモテる男性たちの事を指をくわえて羨ましそうに見つめ憧れるだけだったろう。ひと口に男性美容といっても、どこに行って何をすれば良いか、何を買ってどのように自分の身に使えばよいか、時間の使い方もお金の使い方も分からなかったからだ。

僕は先輩に弟子入りした。
女子力高い系男子、すなわちモテる男になるために。

もちろん女性からモテたいという気持ちもあったが、男性からの印象も良いものにしたかったので、とにかく僕の目指すところは「感じの良い男性」だった。

ひとまず、自分の身体に着目するよう、先輩に言われ、僕はまじまじと自分の身体と向き合った。
特に意識した事はなかったが、最近ぜい肉がつきはじめているなぁ、ぐらいには危機感を覚えていた。

「違うんだなぁ」
先輩はチッチッチと首を横に振りながら舌を鳴らした。

「まだまだ初心者だね。もちろんぜい肉ダルダルの引き締まっていない身体も良くないから、これは体幹トレーニングなんかで搾るとして…。それよりも一刻も早く手をつけなきゃならないのは、その眉毛!」
そう言うと、先輩はビシッと僕の眉を指差した。

「手入れが全くされていない眉毛は残念の象徴!いますぐ形を整えろ!それだけで印象が大きく変わるし、ついでに髪も整えてイメージチェンジするぞ!」
そして先輩は僕を先輩行きつけの美容室へと連行した。

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普段はワンカットで1,500円にも満たないくらいの床屋と美容室の中間のようなところで髪を切ってもらっている僕にとって、その美容室はあまりにも敷居が高かった。
先輩がいなければ、まず足を踏み入れなかっただろう。
あふれ出す高級感がまぶしくて、僕は思わず目を細めてしまった。

どれだけ高いのか気になって仕方なかったが、ありがたい事に明朗会計の店舗で、料金表がきちんと掲示されていた。値段を見ると、確かに高いが、腰が抜けるほどではなかった。
眉シェービングつきのお得なカットコースで6,480円と書かれている。

これが高いのか、こんなものなのか、安いのか、僕には全く分からないが、感覚的には「ちょっと背伸びして高品質のサービスを受けに行く」という感覚で通えるような価格設定だな、と思った。

スタッフに言われるがままに、シックでラグジュアリーな店内に案内され、されるがままにカットしてもらい、眉のシェービングまでやってもらった。

途中で色々と要望を聞いてくれたので「あんまり行き過ぎた感じにならない程度で」とビビリながら伝えたところ、先輩は笑いながら「心配すんなって」と言った。

スタッフは「かしこまりました。では、ビジネスなどでも好感をもたれるようなスタイルで調整いたします」と丁寧に要望を聞き入れてくれ、仕上がりは上々だった。

確かに眉ひとつで印象がガラリと変わる。髪型も変えてもらったのでバランスが良く、これはおそらく眉だけ整えるとそこだけ浮いて、髪型だけ変えたら眉などが野暮ったく見えるに違いないかと思われた。
鏡に映った自分は、別人のようとまではいかず、見慣れた自分も残しながら、なんとなく雰囲気が垢抜けたような絶妙の変わり具合だった。

「流石だなぁ~」
と先輩も感心している。

僕はすっかりこの美容室が気に入ってしまった。
リピーターになる事必至だろう。

初心者丸出しだった僕に、髪や眉の手入れ方法まで教えてくれて、なんて良いスタッフたちだ、と思いながら店を後にした。

その後、「今日は1日付き合う!」と言っていた先輩に、おすすめのブティックでコーディネートしてもらったり、おすすめの男性美容用品を扱う化粧品店に連れていかれたりした。

なんだか新しい世界が開けたようで、僕はワクワクしながらも、自分がこの世界に飛び込む事にまだ二の足を踏んでしまっていた。
なにせ、金がかかるからな、と思ってしまう。

コーディネートしてもらった服も、結局のところ勇気が出ずにこの日は買わなかった。

化粧品にしても、僕は今まで朝は水だけで顔をあらい、夜はボディソープで洗顔して、リンスインシャンプーのような簡易的なもので髪を洗い、特にブランドなどには一切こだわらず、「最安値」や「大特価」という文字に引き寄せられて生きてきたのだ。

そんな僕が突然変われっこないや、とその日はそう思った。

しかし、入口を見せてくれただけで、先輩にはとても感謝した。
これから少しずつ、男性美容にも気を遣っていこうと思った。

家に帰って鏡を見ると、垢抜けた雰囲気を身にまといながらも、まだ自信のない自分の顔が映った。

なんだか残念だなぁと苦笑しながらも、この日体験した贅沢な時間を思い出して、悪くなかった、と反芻した。

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翌日出社する時には少しビクビクしており、周りから何か言われるんじゃないかと怯えていたが、周囲の反応は僕の予想を上回るものだった。

「ちょっと雰囲気変わった?」
から始まり、「なんかこざっぱりしたね」や「スッキリした」など肯定的な意見が多く、半分ふざけながらだが、同僚の女性社員には「イケメンになった」とまで言われてしまった。

仰々しく変わることなく、印象を良い方向に変える事に成功したらしい。
お世辞でも、褒められるのは嬉しかった。

周囲から褒められた事は自信にも繋がったようで、僕は自然と背筋が伸びるような気分になり、仕事へのやる気も増した。
前向きな気持ちで仕事に取り組めるようになったのも、またとても良いことだった。

一度味をしめると「もっと、もっと」となるのが人間の性というやつで、僕はその日帰宅してから、安物のリンスインシャンプーやボディソープを使うのが、自分が心から欲している事ではないという事を自覚し、先輩に紹介してもらった化粧品などを扱う店へ走った。

そこでも店員さんがとても親切に相談に乗ってくれたので、「香水を身につけるのはまだ勇気が無いが良い香りを身にまとえるようなボディソープやシャンプーなど」という要望を伝えて、色々紹介してもらった。
比較的手が出しやすい価格帯で、それでいて「ちょっと良いもの」というお洒落感があふれているものを購入し、足取り軽く帰途についた。

良い香りというだけで、こんなに気分が上がるとは知らず、「なるほど、だから女性はこういうものにこだわるのか」と妙に納得しながら、買ってきたばかりのシャンプーの香りに包まれて、僕はとても大きな満足感を得ていた。

それから、僕の美容計画は着々と進み、無駄毛の処理などにも手を出し、清潔感溢れる爽やか系の営業マンを目指して日々努力した。
自分が変わっていくのを実感しながらの美容計画は、最も効果を感じられるのが自分自身であるという事で、とても楽しく、全く苦もなく続けられた。

先輩も応援してくれていたし、会社の仲間たちや、久々に会った同級生などの昔なじみに「変わったね」と言われるのが嬉しかった。

何よりも良かったのは、外見に自信がついた事で、内面からも自信が溢れてくるようになった事かもしれない。

僕は、以前よりもハキハキと話せるようになったし、相手の目をまっすぐ見られるようにもなった。営業マンとして、わが社の製品の説明をするにも、とにかく自信満々に売り込みができるようになっていた。

それが功を奏して、売上げや獲得件数が伸びた。
その結果がまた自信に繋がった。

これは何と言う良いスパイラルだろう。
男性美容に目覚めた事で、僕の人生はどんどん良くなっている。

女性から告白されるなどという、今までの人生では考えられなかった経験までして、しかもそれを振るという、これまた自分では信じられない行動に出て、人は変わるもんだなとしみじみ思った。

振るといっても、「振ってやったぜ」という類のものではなく、丁重にお断り申し上げた。なぜなら、僕には告白されるつい数日前に可愛い彼女ができて、幸せの絶頂だったからだ。

その彼女には僕から想いを告げて、見事受け入れてもらえたのだが、それだって、変わる前の僕だったらただ憧れて遠くから見るだけの存在になったに違いないくらい魅力的な女性で、そんな女性に自らアタックできるようになった自分に驚いた。

男性美容に目覚め、本当に良かったと思う。

この素晴らしい人生を手に入れるため、自分に投資をして磨いてきた。

その成果が着実に僕の身に嬉しい出来事を運んできてくれている。

僕はますます輝いて、幸せになると、そう確信している。

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