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商品売買における売上原価の求め方、算定 三分法、売上原価対立法 商業簿記2級独学講座

商品売買取引の仕訳をするのは、損益計算書における売上高と売上原価、貸借対照表における商品残高を明確にするためです。期首と期末に在庫が無ければ、棚卸資産の紛失や盗難、減耗が無い限り、当期に仕入れたものが全て売れたことになりますので「仕入=売上原価」となり、売上から仕入を控除したものが売上総利益(粗利)になります。しかし、期首や期末に棚卸資産がある場合、期首棚卸資産に当期仕入を加算し、期末棚卸資産を控除しなければ、売上原価を計算できません。売上原価が正確に計算できなければ、利益も正確に計算できません。よって当期の売上高、仕入高、期首、期末の棚卸資産の金額が明らかになるのであればその計算方法は自由です。そのためこれらの処理方法にはいくつかの方法があります。ここでは簿記2級の検定で出題される三分法、売上原価対立法について解説します。

普通預金、定期預金の仕訳 商業簿記2級独学講座

小切手や支払手形は、経費が掛かる、発行や保管など事務的が煩雑、といったことなどから当座預金の使用頻度が下がり、比較的開設が簡単で入出金が簡単にできる普通預金の利用頻度が高まっています。また会社においては、余剰資金の預け入れに当座預金や普通預金よりも金利が有利な定期預金を利用することがよくあります。ここでは、普通預金、定期預金さらに預金利息の処理方法について解説します。

銀行勘定調整表とは?銀行勘定調整表の作り方と仕訳わかりやすく解説 商業簿記2級独学講座

当座預金には通帳が無いため日々の当座預金残高が分かりません。そのため会社は当座勘定照合表を入手し、日々の入出金や残高を確認します。しかし、当座勘定調合表は月に1度しか発行されませんので、期末日には残高証明を入手して当座預金残高と帳簿残高の照合を行います。そして残高が一致しない場合は、銀行勘定調整表を作成し、不一致原因を調べるとともに、記帳漏れや修正が必要なことがあれば追加仕訳を行います。ここでは当座預金の帳簿残高と銀行の当座預金残高が一致しない理由、当座預金の帳簿残高と銀行の当座預金残高の不一致原因を分析するために作成される銀行勘定調整表の作り方、修正仕訳についてわかりやすく解説します。

簿記2級の勘定科目一覧表 商業簿記2級独学講座

ここでは、貸借対照表、損益計算書の表示区分に応じた2級の商業簿記で学習する勘定科目の内容について説明します。3級における勘定科目については、「簿記3級 貸借対照表の資産、負債、資本(純資産)の勘定科目一覧表」「簿記3級 損益計算書の収益と費用の勘定科目一覧表」で確認してください。

貸借対照表、損益計算書の報告式、勘定式の書き方、様式・表示区分 商業簿記2級独学講座

簿記3級で学習した精算表の右端に貸借対照表と損益計算書がありますが、精算表は内部資料ですので、会社内部における業績の理解、意思決定のための資料、株主などの企業外部の方のために報告用の財務諸表(貸借対照表、損益計算書)を作成する必要があります。報告用の財務諸表(貸借対照表、損益計算書)は、精算表の数値をもとに作成しますので、報告用の貸借対照表、損益計算書と精算表の数値は同じですが、株主や債権者が会社の業績を理解しやすいように表示の様式・表示区分に一定のルールが定められています。ここではこの報告用の貸借対照表と損益計算書の書き方、表示の様式・表示区分について紹介します。なお報告用の財務諸表には、株主資本等変動計算書もありますが、ここでは貸借対照表と損益計算書の書き方、様式・表示方法について解説します。

繰越利益剰余金と当期純利益、当期純損失、配当金と利益準備金の仕訳 簿記3級独学講座

株式会社の決算においては、決算振替仕訳において全ての収益勘定と費用勘定を損益勘定に振り替えます。そのため損益勘定において当期純利益または当期純損失が計算されます。当期純利益または当期純損失は、さらに貸借対照表の純資産の部の繰越利益剰余金勘定に振り替えられ、翌期以降に繰り越されます。そのため繰越利益剰余金は、各期の利益又は損失の累計額であり、株式会社においては、株主からの払込額である資本金と営業活動の成果としての繰越利益剰余金を明確に区分し、配当金や利益準備金の積み立て(繰越利益剰余金の処分・取り崩し)は繰越利益剰余金だけを源泉としています。ここでは、当期純利益または当期純損失の繰越利益剰余金への振り替え、株式会社の利益の所有者である株主への配当、債権者保護のための強制的な留保利益である利益準備金の処理について解説します。

伝票会計とは?伝票会計制度における3伝票制、5伝票制をわかりやすく解説 簿記3級独学講座

伝票とは、総勘定元帳への転記のための紙片をいいます。簿記の学習においては、取引を仕訳帳に記入し、総勘定元帳へ転記しますが、実務においては仕訳帳を利用する会社は少なく、仕訳帳の代わりに伝票を利用し、伝票から総勘定元帳に直接転記(起票)します。伝票を取引順に綴ることで仕訳帳になります。この伝票記入に基づき総勘定元帳に転記する方式を伝票会計制度、伝票会計方式といいます。伝票会計には3伝票制と5伝票制がありますが、簿記検定においては3伝票制が対象になりますので、ここでは主に3伝票制を解説します。

財務諸表(貸借対照表、損益計算)の作り方・作成方法 簿記3級独学講座

会計帳簿を締め切った後に、外部報告用の財務諸表である貸借対照表、損益計算書を作成します。貸借対照表は、一定時点(主に期末)における会社に属する現金・預金や受取手形、売掛金などの営業債権、建物などの固定資産、支払手形、買掛金などの営業債務、借入金、資本金などの財政状態を明らかにするものです。損益計算書は、一会計期間において会社の営業活動の成果である収益から努力である費用を控除した経営成績を明らかにするものです。貸借対照表と損益計算書の様式には、勘定式と報告式があります。

決算振替仕訳のやり方、会計帳簿の締め方、締め切りの書き方(英米式決算法)わかりやすく 簿記3級独学講座

会計帳簿の締め切りとは、決算整理後残高試算表の作成、決算振替仕訳の後、全ての勘定の転記、記録が正しいことを検証し、総勘定元帳の全ての勘定の残高をゼロにして当期の帳簿の記入を完了させ次期につなげる手続をいいます。決算本手続における最も重要な手続です。会計帳簿の締め方には英米式決算法と大陸式決算法がありますが、簿記3級の検定試験では英米式決算法だけが出題対象ですので、ここでは英米式決算法による会計帳簿の締め方、締め切りの書き方について解説します。

精算表とは?8桁、10桁精算表の書き方、作り方、修正記入の仕方 簿記3級独学講座

精算表とは、帳簿で正式な決算を行う前に、帳簿外で決算整理前残高試算表から決算整理仕訳、決算整理誤残高試算表、貸借対照表、損益計算書の作成までを一覧表にしたものです。精算表は決算の全体的な流れを理解するのに役立ち、正式な貸借対照表、損益計算書を作成する前に、会社の財政状態や経営成績を把握することができます。